◆低血圧
体がだるい、疲れがとれない、やる気が出ないなど重篤な病気を招くわけではないけど、
地味に不調を招く「低血圧」。下手したら、単なる怠け者扱いされてしまうことも。
そんなツラさが理解されにくのも「低血圧」の特徴。
低血圧の一般的な基準は安静にして血圧を測ったときの最大(収縮期)血圧が100~110mmHg以下。
最少(拡張期)血圧が60㎜Hg以下とするものが多いですが、高血圧と違ってあまり重点が置かれていません。
低血圧にはいくつかの種類があります。
【本態性低血圧】
特別な原因がなく、血圧が常に低い状態。めまい、立ちくらみ、頭痛、耳鳴り、肩こり、不眠、倦怠感、
疲れやすい、寝起きが悪い、動悸、便秘、食欲不振、下痢、胃もたれ、胸やけなど不快症状は様々。
【起立性低血圧】
横になった状態からの急な立ち上がりや、長時間立ち続けているときに血圧が下がって立ちくらみ、
めまいを起こす。血圧を調整する自律神経の働きの不調のため起こるとされている。気を失いやすく、
暑さに弱い。
【二次性低血圧】
何らかの病気が原因で低血圧を招く。循環器や内分泌の病気など様々。
・急激に低血圧になるもの
心筋梗塞、鬱血性心不全、急性出血、やけど、激しい下痢・嘔吐腸閉塞、急性中毒など
・慢性低血圧になるもの
がん、慢性伝染病、貧血、白血病、甲状腺機能低下、肝硬変など
◆貧血
貧血はヘモグロビンが減少した状態をさします。ヘモグロビンは赤血球の主要な抗生物質で酸素を運び役割が
あります。貧血には原因によって鉄欠乏性貧血や赤芽球癆などと病名がつけられます。
ヘモグロビンが減ると十分な酸素を運ぶには血流量を増やしたり、呼吸を増やす必要があります。
その結果、動悸・息切れがみられます。
その原因は赤血球産生の低下と破壊・喪失です。
◆たちくらみ・めまい
低血圧と貧血は、たちくらみやめまいなどの症状が似ているので混同されやすいですが別物です❗❗
低血圧は、血液循環が要因で、脳や体の末端への血流が悪くなった結果、めまいや立ちくらみを起こすもの。
貧血は鉄分不足が原因で、ヘモグロビンができずに赤血球がその役割を果たせずにめまいや立ちくらみを起こす
もの。それぞれ対処法が違います。
精油自体が鉄分の代わりになる事はありませんが、鉄の吸収を促進したり、自律神経を調節したりして、
貧血にも低血圧にも効果的な精油があります😄✨
クローブ
血圧上昇作用や健胃作用があり、消化不良に効果的。
バジル
自律神経調整作用、消化促進作用、肝臓強壮作用、胆管強壮作用、健胃作用があり、貧血にも低血圧にも効果が期待できる。
フェンネル
健胃作用、食欲増進作用、胆汁分泌促進作用、消化促進作用が鉄分の吸収を促進する可能性があります。エストロゲン様作用は自律神経を刺激し低血圧にも効果的。
ペパーミント
血圧上昇、健胃作用、膵臓強壮、胆汁分泌促進作用のある精油。
マジョラム
胃刺激作用、腸刺激作用、腎臓刺激作用と副交感神経強壮作用のある精油。
『たちくらみ・めまいに効果的アロマレシピ』
クローブ 5滴
バジル 5滴
フェンネル 5滴
ペパーミント 5滴
マジョラム 5滴
キャリアオイル 10ml
数滴を昼食後にみぞおちに塗布。昼に鉄分の多いレバーを食べてから使うとさらに効果的です😉👍