体質と便秘

肌荒れやニキビ、口臭、痔などの原因にもなる便秘。国の統計では500万人の人が便秘に悩んでいると推計しています。
その内、女性は男性の2倍の割合ともいわれています。

ただ、便秘といっても体質によって便秘の原因も違ってきます。
体質を知る事は、自分にあった対処法、自分にあったアロマを知るのに重要です。

「水分不足の為、腸を潤せない便秘」

【体質的特徴】
・水をあまり飲まない
・白黒はっきりつけたい
・ライバルがいる
・口が渇きやすい
・便はコロコロと乾燥して、尿は濃い色

このタイプの便秘は水分不足や食物繊維不足が考えられます。

「ストレスや自律神経系の働きの低下による便秘」

【体質的特徴】
・常に悩みがある
・白髪ができやすい
・環境の変化に弱い
・生理前に体調が悪くなりやすい
・オナラやゲップが出やすい

このタイプの便秘は「痙攣性便秘」と関係しています。ストレスによって便秘になり、便秘によりストレスが高まる事もあります。脳と腸は自律神経を介してつながっており、ストレスは大腸に影響して腹痛や便秘に影響を与えます。

「腸の働きの低下からくる便秘」

【体質的特徴】
・寒がりで、むくみやすい
・道を聞かれやすい
・頼まれごとを断れない
・疲れやすい

このタイプの便秘は「弛緩性便秘」と関係があり、運動不足や腹筋力の低下が考えられます。大腸の働きが低下することによって便を押し出しにくくなっている状態です。

<体質別アロマレシピ>

「水分不足の為、腸を潤せないための便秘」
レモングラス 10滴
ペパーミント5滴
ローズマリー・ベルベノン5滴
ジェル 10g
夕方に背中、胃の周辺に塗布

消化促進作用、胆汁分泌促進作用があり、胃を健康にする健胃作用のあるレシピです。
またこのタイプは油物を摂取する傾向がるので脂肪溶解作用のあるローズマリー・ベルべノンも有効です。

【アロマ以外の対策】
夕方に水、果物をとる(お茶や白湯はNG)
ストレッチ
夜の長めのウォーキング
芋類や果物類、海藻類に含まれる「水溶性食物繊維」を摂取して、便をやわらかくして排泄しやすいように心がけましょう。

「ストレスや自律神経系の働きの低下による便秘」
フェンネル 5滴
バジル 10滴
マジョラム 5滴
ジェル 10g
昼食後にみぞおちと首に適量塗布

精神的にストレスに効果的な自律神経調整作用、副交感神経強壮作用があるだけでなく、ホルモンの分泌をよくするエストロゲン様作用もあるレシピです。

【アロマ以外の対策】
頭をよく洗う
大声を出す
香辛料やカフェインで神経系を刺激して打たれ強いメンタルに

「腸の働きの低下からくる便秘」
ジンジャー 10滴
ニアウリ・シネオール 5滴
ブラックペッパー 5滴
キャリアオイル 10ml
午前中に適量を腹部に塗布

腸の運動を良くする蠕動運動促進作用を中心に、身体を温め、腸の機能をよくする働きがあります。便秘と下痢を繰り返す人におすすめです。

【アロマ以外対策】
筋トレ、朝の短いウォーキング
穀類や豆類に含まれる不溶性食物繊維で腸に刺激をあたえて腸をトレーニング

便秘が原因で肌が荒れていたり、生理痛が起こっていた場合はこれらの症状がおさまる可能性ももちろんあります。

上記アロマレシピは便秘を対症療法でケアしながら、体質改善をする一石二鳥レシピです。
ただし❗
お子様に使う場合は濃度を半分以下に薄め妊娠中の女性フェンネルニアウリ・シネオールローズマリー・ベルベノンペパーミントは省いてください

便秘におすすめのアロマレシピ