今回は毛髪損失予防の精油とアロマレシピを紹介します。
日本特許JP-8310923によると以下の精油に男性ホルモンが原因の脱毛症、多毛症に効果が期待できるそうです。
ビター・オレンジ精油
セージ精油
ペパーミント精油
ユーカリ・グロブルス精油
ローズマリー精油
また、ある特許文献では精油を使ったアンドロゲン性脱毛症を著しく軽減させる発明が紹介されていました。
その効果は、その発明品の1週間から3ヶ月間の利用で頭皮の血流が増加し、その結果、栄養物質増加。
数日でふけの終息などの明らかな皮膚の改善をもたらしたようです。
毛根は皮脂分泌量が正常な標準状態になり、髪の質の休止期-成長期-退行期の割合の明らかな改善を導き出しまました。
参考にしたのは以下の特許です。
公表特許公報:特許2000-516638
発明名称:毛髪損失の予防および治療用の化粧製剤
(2018年4月17日に日本国内での特許権利抹消)
この発明で使われている毛髪損失予防、治療の主成分は以下の通りです。
β-ピネン
カンフェン
β-ミルセン
リモネン
1,8シネオール
カンファー
リナロール
ボルニルアセテート
イソボルニルアセテート
メントール
テルピネン-オール
イソボルネオール
まったく公開特許公報で紹介されているとおりの発明品を作るのは難しいですが、上記を参考にしてアロマレシピを考えてみました。
「毛髪損失、脂漏症処置トニックウォーター」
・ヒソップ(イソボルネオール) 1滴
・ペパーミント(メントール) 2滴
・ジンジャー(カンフェン、リモネン) 2滴
・ローズマリー・ベルベノン 4滴(カンファー、1,8シネオール、カンフェン、β‐ピネン、β‐ミルセン、ボルニルアセテート)
・イランイラン(リナロール) 2滴
・スィートオレンジ 5滴
・ナツメグ 2滴
・シナモンカッシア 1滴
・ミルラ 1滴
上記のブレンドを無水エタノール 10mlにブレンドします。
精製水を合計100mlになるように徐々に加えます。最後にグリセリン5mlを加えて完成です。
でも、精油を全部揃えるのが難しいので、今回の特許もふまえつつ僕の経験も加えてシンプルなレシピを考えてみました。
【育毛・脱毛予防シャンプー】
①ユーカリ・グロブルス 15滴(ユーカリ・ラディアタでも可)
①スィートオレンジ 21滴
③ペパーミント 3滴
④ローズマリー・ベルベノン 3滴
⑤イランイラン 3滴
シャンプー基材 100ml
精油を入れる順番もポイントです。番号順にまず精油だけをブレンドしてください。
その後、シャンプーに加えます。
香りも考慮しつつ、アンドロゲン性脱毛症以外の薄毛にも期待できるようにブレンドを考えています。
まずは精油のブレンドを作って、お手持ちのシャンプーに加えるのも良いと思います。
使い方は、手にシャンプーを取り出したら、そこに数滴ブレンドを垂らすだけです。
効果を実感いただいた方はぜひご報告をください♪